小さな恋の歌
あたしがぷうっと顔を膨らませているのに気づいたのか、一夏は困った顔で言った。


「そんな怒んなって…」


や、やばい…。顔に出しちゃってた?


「お、怒ってなんかないもん!!」


そう言うと一夏はため息をついて


「同じクラスの奴に告られてたの!」

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