小さな恋の歌
「…美嘉?」


「えへへ、お腹すいちゃった」


目をあわせてぷっとあたしが吹き出したのをきっかけに2人で声をあげて大笑い。


「せっかくの感動が台無し〜!お昼にしよっか!美嘉もまだなんでしょ?」


「もぉ!分かってるくせに!!」


"はいはい"と美嘉を促(ウナガ)してお互いにカバンからお昼ご飯を取り出した。


あたしはお母さんが作ってくれたお弁当、美嘉はさっきコンビニで買ってきたというサンドウィッチとオレンジジュース。

< 47 / 107 >

この作品をシェア

pagetop