神 話 
次に選ばれたのは山の神様でした


山の神様はのそりもそり、と天地をまわり


戻られるとお待ちになっていた神様達にお伝えになりました


「地には花が咲きみだれ、実もたわわに実っております
しかしそれらは養うべき存在を持たずただ無為に
無意なままに時を過ごしているのみ
是非に我らに養うべき存在をお与えいただきたい」


山の神様のその訴えを受け入れて、大神様は動物達をお造りになられました


それで天には鳥や虫が
地には獣達などがそれぞれの場所で、それぞれの歓びの営みの声をあげるようになったのです
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