眠れる森の
第2章
インセストタブー
「あなた達・・・・・何してるの?」
義母の震えた声。
始める前から誰かの気配をなんとなく感じてはいた。
自分でも何故それを警戒しなかったのか分からない。
もう隠す気もなかったのだと思う。
それより自分たちの欲望のほうが重要で。
「したいな。」
めずらしく仕掛けてきたのは郁都からだった。
もしかしたら予感がしていたのは咲だけじゃなかったのかもしれない。
何も答えずに、パジャマのボタンをはずしていく。
私の胸には、郁都からプレゼントされたネックレスが下がっている。
彼は長めの鎖のそれを胸の突起といっしょに舐める。
ねっとりとした舌と時々ちくちくと刺さる金属の感触。
片手でひとつをいじり、もう片方をなめしゃぶられる。
私のいいところを知り尽くしている彼は的確に攻めてくる。
一つ屋根の下に家族が住んでいる環境だから、必死に声を殺すけれどもそうもいかず、自分の手でふさごうとする。
気がついた彼がキスしてきた。
キスしながら体中を撫で回し、
「声我慢してるの可愛い。」
とささやく。4つも年下の癖に
「誰に知られてもいいよね。」
妙に口数が多い。
「・・・・・・うん。」
かがみこんだ胸には同じネックレスが揺れている。
ペンダントトップの指輪を私の薬指にはめた。
「・・・・・プロポーズ?」
足音はゆっくり近づいていたはずなのに。
義母の震えた声。
始める前から誰かの気配をなんとなく感じてはいた。
自分でも何故それを警戒しなかったのか分からない。
もう隠す気もなかったのだと思う。
それより自分たちの欲望のほうが重要で。
「したいな。」
めずらしく仕掛けてきたのは郁都からだった。
もしかしたら予感がしていたのは咲だけじゃなかったのかもしれない。
何も答えずに、パジャマのボタンをはずしていく。
私の胸には、郁都からプレゼントされたネックレスが下がっている。
彼は長めの鎖のそれを胸の突起といっしょに舐める。
ねっとりとした舌と時々ちくちくと刺さる金属の感触。
片手でひとつをいじり、もう片方をなめしゃぶられる。
私のいいところを知り尽くしている彼は的確に攻めてくる。
一つ屋根の下に家族が住んでいる環境だから、必死に声を殺すけれどもそうもいかず、自分の手でふさごうとする。
気がついた彼がキスしてきた。
キスしながら体中を撫で回し、
「声我慢してるの可愛い。」
とささやく。4つも年下の癖に
「誰に知られてもいいよね。」
妙に口数が多い。
「・・・・・・うん。」
かがみこんだ胸には同じネックレスが揺れている。
ペンダントトップの指輪を私の薬指にはめた。
「・・・・・プロポーズ?」
足音はゆっくり近づいていたはずなのに。