ぴーす
「美緒、おはよう」
「おはよう…
お母さん」
学校に行く用意を済ませてから、階段を降りてダイニングがある1階へ向かうと、そこにはいつもみたいに朝食の準備をするお母さんの姿が。
「もうご飯できてるわよ」
「うん、ありがと」
そう言って、私は取り分けてあるサンドウィッチを食べ始める。
昨日に引き続き、食欲はあまりないんだけど、ココアと一緒に喉へ流し込んでなんとか食べ終えた。
「じゃあ行ってくるね」
「気をつけていってらっしゃい」
お母さんにそう声をかけ、家を出た。