イジワル王子の溺愛



「…なんだよ」


耳元で馬鹿でかい声なんか出すなよ


「それ、3年で一番の美人“甲斐 アスカ”先輩からじゃん!」


「え?なに、誰それ」


「は?知らねぇの!?」


「知らない」


ってか女なんか興味ねぇ


近寄りたくもねぇな、面倒だから


俺の傍に置いていいのは椎香くらいだ


「へぇ、美人ってか」


「あぁ、美人!かなりの美人だぞ」


「ふーん」


そりゃあ光栄だね






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