イジワル王子の溺愛




「ねぇ、聞いてる?」






「あぁ…聞いてますよ」







ちょっと待て






今、何考えてた?







「敬語はいいよ、佐久間くん……」








空き教室なんかに呼び出したのが悪かったか







潤んだ瞳を俺に向けて、アスカ先輩の手が俺の肩に触れた






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