イジワル王子の溺愛

大人への階段 -椎香side-





「おーはよ」






いつものように翼に見下ろされて目覚める朝







「……おはよ」








ゆっくり起こす体は軽い






あたしを確認してから翼は隣に腰を下ろした







………あれ?








いつもならここでキスされるのに、まったくそんな雰囲気がない







「…翼?」








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