イジワル王子の溺愛



ちょっとした意地ね






周りの目だって気になるもん





……よし、大丈夫






もう一度、ふーと息を吐き、あたしはお気に入りのコートを羽織ると




いつも持ち歩く鞄をとって白い世界に飛び出した






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