イジワル王子の溺愛






馬鹿な男だ本当に





駅の前の歩道橋の階段を2段抜かしで駆け上がる






「うー、きっつ」







膝に手を当てて息を付いていると、ドンと俺の体は小さな衝撃を受けた






「………?」





「あっお兄ちゃん、ごめんなさい」




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