イジワル王子の溺愛



「……っ椎香ちゃん、おばさんおじさん!」









そこに、息を切らした充くんが現れた






やっぱり走って来たんだ








「…充くん、来てくれたのね」







おば様が弱々しく微笑む








「翼は………」







それ以上は言わずに、充くんは手術室の赤いランプを見上げた









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