イジワル王子の溺愛



「充」






誰にも見えないように、手紙を充にスライドさせる






「なにー?」





「これ、適当に理由付けて断っといて」





「え?また?」





「おー、佐久間家の坊ちゃんはお前みたいなやつ相手にする暇なんかねぇって、遠回しに言っといて」





「あのなぁー翼、俺が何回心が張り裂けそうな思いで…」





「………」





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