コバルトブルーに染まれ!!
「じゃ、私行くからね!バイバイ早峰!」

「お、おう」


気を利かせてくれたのか

伊藤は走っていってしまった。

「え?早峰くんって、伊藤ちゃんと付き合ってないの?」

「へっ!つ、付き合ってない!」

「・・そう」


付き合うなんて、とんでもない。

俺はあいつに、友達で居てほしい。


こんな気を利かせてくれるところも

友達として、大好きだ。

最高の親友を持ったと思う。

男女の友情は成立するって言ってやりたい


「じゃあ、私はこれで。ばいばい^^」


清楚だなぁ

綺麗だなぁ



本当、かわいいっ!



「ほほほ。あらあら早峰クン(笑)」

「そこにいたのか。伊藤」

「恋愛初心者丸出し。ださい」

「ドイヒーないいようだな」

「ほほほ」


こういう話やすいところもいいと思う。

ほら

東雲さんは高嶺の華だけど、伊藤はそこらへんに咲いてる向日葵。


見てて元気が出るっていうか



「・・・・」

「何考えてんの?」


「なんでもない」

ようするに、一緒に居て落ち着くってこと。
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