コバルトブルーに染まれ!!
その日は以上に早く感じた。

そして、もう学校が終わって、アタシは家についてしまった

____in伊藤家

伊「ただいま」

?「お帰り夏輝」

伊「夏目おねえちゃん」

夏目おねえちゃんはアタシより七つ上

十九歳の現役モデル

ボーイッシュなアタシとは正反対

ふわふわした可愛らしい人だ。


夏「夏輝、また光輝くんの事?」

伊「そうだよ。お姉ちゃんこそ、うわさの彼氏とはどうなったの」

夏「夏輝、甘いわ。私は恋多き女よ。1人に絞るなんて、無理」

伊「最低だ」

お姉ちゃんは、学生時代に16股をやってみせた

ウエディングドレスが何回も着れるくらい

彼氏がたくさんいる

伊「・・東雲ユリアって知ってる」

夏「知ってるも何もモデルじゃない。知ってるわ」

伊「・・」

夏「私はあまり好きではないわね。あの子、ちょっと生意気」

伊「・・・」

夏「まったく。光輝くんも見る目ないわねぇ」

お姉ちゃんがネイルをいじりながら

ぶつぶつと東雲の文句を言っている

・・いや、早峰の文句だ。

アタシはハァー・・と息をついて

お姉ちゃんの隣で宿題を始めた


お姉ちゃんはこう見えて

一番頼りになるキューピッドなんだ
< 9 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop