アンタ達、あたしの日常どこやった?
「相変わらず真面目だね」
「なっ…!」
真後ろからパソコンの画面をのぞいていたのが中原くんだと気付いて、あたしは盛大に咳き込んだ。
あー、喉にご飯詰まって死ぬかと思った。
「昼休みまで勉強?」
「けほっ…いや、今日定例会だし…」
あたしオリエンテーションで真颯会以外真面目に話聞いてなかったから、委員会については脳内が白紙なのだ。
って話をしたら、中原くんは笑いながら隣に腰を下ろしてパソコンをずらす。
あああ、あたしお弁当なんて食べてる余裕なくなっちゃった。
てか中原くんにあたしの雑なお弁当の中身見られたくない。
どうせ毎日冷凍食品詰め込んでますよーっだ!
あたしはお弁当を片付けると、改めてパソコンへと向き直った。
「分かんない委員会とか、ある?」
「えっと…大体は普通に中学にあったヤツと同じだから大丈夫だと思うんですけど…」
「そうだなあ…特殊なのは広報と総務、くらいかな。広報は月1で真颯会新聞の発行と、真颯会のホームページの管理。総務は一般的に言う学級委員だね」