アンタ達、あたしの日常どこやった?

へー…てか学校新聞ならまだしも学校のホームページって何?



そんなあたしの疑問に気付いたのか、中原くんはインターネットを開く。



と、トップページに上がってきたのはFlashを使った超本格的なホームページだった。



「何コレ…」



「真颯会高等部のホームページ。生徒用とOB用の掲示板もあるし、毎日広報委員が更新してるブログもあるよ」



なんか本格的すぎて、スゴいとしか言い様がない…。



この学校、ホントに変人が集まりすぎ。



この場合は良い意味でっていうか、才能に突出した、って意味だけど。



「コレ、外注ですか?」



「ううん、広報委員の生徒が作ってるホームページ」



こんなの、その辺の高校生にあっさり作られてたまるか!



でも、ひとつの委員会でこのクオリティって事は、全委員会かなりの活動やってそうだよね。



「まあ、細かい委員会の活動はまた暇な時にこのホームページゆっくり見たら良いから」



授業遅れないようにね、と中原くんが示したのは時計。



うわあ、もう昼休み終わっちゃうじゃん!



午後の授業終わったら、いよいよ定例会かあ…



なんか、ドキドキする。
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