アンタ達、あたしの日常どこやった?

「無理ですね。はるるは決めた以上は絶対やる人間ですから、そのファイルを私に回したりはしないと思います」



「じゃあ、もしあたしがコレやらないとしたら…」



「そのファイルの中身の話、まるっとお蔵入りになりますね」



ちょっと待ってよ、さらっとすごいこと言ったよこの子…!



あたしが思うに、前回のRuruさんの更新ってメチャクチャ良いところで終わってたよね…



主人公がピンチを切り抜けられるか否か。



その続きをまるっとお蔵入りさせるなんて、いちRuruさんファンとしてショックすぎるぞそんなの…



あの話、未完で終わらせて欲しくないよう。



そう思ってるのは、全国のRuruさんファン全員だと思う。



要はアレですか、あたしの肩に、Ruruさんの新作が発表されるか否かが乗っかってる、と…!



「やーだー!そんなプレッシャー耐えられないいいい」



「何なんでしょうねぇ、入学式以来、はるるはスゴく成田さんの事が気に入っちゃったみたいで。あの人が他人に興味を示すことって余り無いんですけど」



…じゃああたしも放置しといてくれたら良かったのに。



一体あたしがアンタに何したっていうのよ、高津遥…!
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