アンタ達、あたしの日常どこやった?
「え、だって毎年面接組で、受かってるんですよね?」
「はい、それは間違いないです」
「じゃあ監査面接のパターンとかってあるんじゃないんですか?!」
「それがですねえ…ホントに毎年まちまちで、」
前から思ってたけど、森川さんの話ってスゴくテンポがスローリーなんだよね。
と言う訳で申し訳ないけど要約。
監査面接は毎年同じ形式、同じパターンで行われる訳ではないらしく。
しかも人によって形式が違うもんだからパターンの読み様も無いらしい。
なるほどなあ…署名集めの代わりだから、一筋縄とも行かない訳か。
「ちなみに森川さんは、どんな形式当たりました?」
「1年の時は学年主任と職員室で、2年では学長室で学長先生と、3年は担任と教室で、だったかと…」
なんだそのランダム具合は…!
てか2年の学長室って一番やだぞ…!
(ちなみに真颯では一般に校長先生と呼ばれるポジションの先生を学長先生と呼ぶそうな。確かに"学校"って付かないから"校長先生"じゃおかしいもんね)
「ちなみに…会話の内容は…」
これもとんでもない回答が返って来るんじゃなかろうか…
「うーん…世間話ですね」
やっぱりそういう系統か…!