アンタ達、あたしの日常どこやった?
「あはははは!」
1限が終わって直ぐ、事の顛末を伝えに真澄の所に行って話すと、真澄は大声で笑い出したあげくしゃがみこんでしまった。
「ちょ、ちょっと真澄…」
「ああ、ゴメンな麻架。いやあ遣り口が圭介らしいなあ思うて」
「何がよ」
「副会長、絶対大変やでアンタ。まあ気張るんやな」
あたしの腕をぽんぽんと叩きながら涙をふく真澄。
アンタ、どんだけ笑ってんのよ。
「でも良かったやん麻架。アンタのやりたかった真颯会やで」
「トップに中原くんが居るのに?」
「せやからまたおもろいんやんか、アンタと圭介が組んだら、ものっそい歴史が出来上がるとウチは思うけどなあ」
…あたし、もう一般生徒を満喫する気分だったんですけど。
どーしてくれるんだ、このモヤモヤ感。
「安心し、未月ちゃんも真颯会入っとるやろし」
「…でしょうね、」
あたしの所にこんなもんが来るくらいだ。
三年連続書記としてパートナー組んだ森川さんを放っとくはずがない。