会長の攻略方法
「晴菜、何言ってんの?先行くよ!」

「千賀子、待って!彩お姉さま、さよ
 なら」


「彩お姉さま?あっ、高尾会長か。」

伊藤さんの友達の、千賀子さんが、

納得したように、うなずいた。

「「彩お姉さま、さようなら」」

二人の声が大きくて、一年生の教室か

ら、大勢の人が、顔を出した。 

「彩お姉さま?」

納得した、一年生は、


「彩お姉さま、会長就任おめでとうござ
 います」

「彩お姉さま!おめでとうございます」

「あやお姉さま!」

歓迎してくれた。

どこからか、起こった拍手は終わりを知ら
ず、私の姿が、見えなくなるまで、続いた
という。



















期待されても困る・・・

めんどくさいだけ・・・

うっとうしいだけ・・・


そんなんだったのに・・・

期待にこたえたいと思った。

みんなを、笑顔にしたいと思った。
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