シャープペンシル〜私の真ん中に先生〜
突然の別れ
「ねぇ、亜未は伊藤先生のどこが好きなの?」
休み時間にいつも通り麻子と喋っていたら、突然麻子が聞いてきた。
「別に好きとかじゃないよ。ただの憧れ。」
「へぇ〜?亜未は好きでもない男に手作りの物をあげるんだ?」
「し、仕様がないでしょ!他にあげる人いなかったんだし。そんなの寂しいじゃん?」
麻子は納得してない顔でふーん、と言った。
「じゃあどっちでもいいからさ、気になったきっかけ教えてよ?」
「きっかけ?きっかけは…」
あたしが言いかけた所でチャイムが鳴った。
麻子は「後で教えてよ!」と言って自分の席に戻っていった。
きっかけかぁ…。
そういえばいつからあたしは先生のこと見るようになったんだっけ?
この日の授業はそのことばっかり考えていて、あまり授業に集中出来なかった。
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休み時間にいつも通り麻子と喋っていたら、突然麻子が聞いてきた。
「別に好きとかじゃないよ。ただの憧れ。」
「へぇ〜?亜未は好きでもない男に手作りの物をあげるんだ?」
「し、仕様がないでしょ!他にあげる人いなかったんだし。そんなの寂しいじゃん?」
麻子は納得してない顔でふーん、と言った。
「じゃあどっちでもいいからさ、気になったきっかけ教えてよ?」
「きっかけ?きっかけは…」
あたしが言いかけた所でチャイムが鳴った。
麻子は「後で教えてよ!」と言って自分の席に戻っていった。
きっかけかぁ…。
そういえばいつからあたしは先生のこと見るようになったんだっけ?
この日の授業はそのことばっかり考えていて、あまり授業に集中出来なかった。
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