シャープペンシル〜私の真ん中に先生〜
あたしは平然を装って麻子と喋っているつもりだったけど、妙に声が高くなったり、大袈裟に笑ったりと、態度があからさまだった。


「ほんと分かりやすいねぇ!」



そう言って麻子に笑われた。




だって…嬉しすぎるんだもん。



もう会えないと思ってた。




先生。
私はここにいます。





.
< 52 / 91 >

この作品をシェア

pagetop