ｼｬｰﾌﾟﾍﾟﾝｼﾙ〜私の真ん中に先生〜

どうしよう……。



ﾑﾘ…ぜったいﾑﾘ!!




只今授業中。



教科は世界史。



担当は……




「外にそんなに楽しいことがあるのかな。島田さん？」

「え……？」



気が付くと、先生が横に立っていた。



「ぼーっとしてないで、ﾌﾟﾘﾝﾄやる。」



そう言って持っていたﾍﾟﾝで頭をｺﾝっと叩かれた。


あたしは目を合わせないまま小さくはい…とだけ返事をした。



はぁ……。


顔、まともに見れない…。



何で先生はそんなに普通でいられるんだろ…。




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