シャープペンシル〜私の真ん中に先生〜



その夜、部屋でくつろいでいると携帯が鳴った。


何気なく携帯を開いて、画面を見たあたしは息が止まるかと思った。




From:伊藤先生
sub:伊藤です。
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お久しぶりです。
メールありがとう。

本当は島田さんが卒業する
まではダメなんだけど、
そこまで言うなら。

ただし、条件があります。

これからもっと勉強して、
進路についてちゃんと
考えること。

これが約束できるなら
会いましょう。



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そんなこと言われたら、死ぬほど勉強しちゃうよ…


先生…



なんでそんなに優しいの?




あたしはこのメールを速攻で保護をして、泣きながら何度も何度も読み返した。





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