嘘つきjoker

理事長


?「すいません」

警備室の窓を一人の男が叩く。
さきほど休憩から帰ったばかりの女性警備員が窓を開けると同時に青年は小さく微笑んだ。
言わずともわかるだろうがいちよう言っておこう。
その青年はじゃんけんで一人パーをだしたザクロだ。

さかのぼること10分前。


ザ「よし、女性警備員が出かけたな。今のうちに入るぞ」

カ・セ「・・・・・・・・・\(◎o◎)/!」

ザ「ん?どうしたお前ら?」

カ・セ「不法侵入より普通に通ろうぜ」

ザ「・・・・・・嫌な予感しかしないんだが・・・」

カ・セ「もちろん色仕掛けだろ!」

ザ「じゃあ今回はセイ・」

カ・セ「いやここはじゃんけんで決めよう」

ザ「いいが・・・なんでさっきからはもるんだ?」

カ・セ・ラ「(・・・・・ふふふふふザクロは始めにはパーしか出さないからな)」

カ・セ・ラ「(さっきはよくも殺しかけてくれたな・・・・・・)」

カ・セ・ラ「(ここは・・・・チョキだ!!)」


カ「最初はグー・・じゃんけんぽん!」

結果はもちろん チョキ チョキ チョキ パー

ザ「・・・・・・・・・・・」

ザクロの顔色が悪くなる。

カ・セ・ラ「逝ってらっしゃい」

そんなザクロを満面の笑みで見送った。
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