Colors of Life ～ドキドキ！ルームシェア～

　「そういえば、ロミの服って紅虎が買ってるの？」


　野菜やフルーツの帽子とか、今日のミ○ーちゃんとか、この間は真っ赤なオーバーオールを着ていた。


　尻尾のところがくり抜かれてて、あれは可愛かった。


　「知り合いから貰った」


　だから何？と言わんばかりにさらりと答える。


　それってたぶん女の人だよね？だって、男がこんなラブリーなのわざわざ買う？


　サンゴちゃんなら買うか・・・1人の人から？それとも多数？


　「パグ飼ってるって言ったらみんな持ってくるんだよな。いいって言ってるんだけど。だからたまにサイズが全然合わないのがあったり」


　ぼそりと呟く。


　みんなってことは多数か・・・何かがっかり、やっぱりもてるんじゃん。


　あ、でも、サイズ違うってことはロミに直接会ってる人はいないってことだよね？


　って、何、一喜一憂してるんだ、あたしは。


　「Good girl, Romi.」


　ロミを撫でながらぱしゃりと一枚。


　ロミはブチャイクな顔をしわしわにして短い舌をペロペロしながら、主に尻尾を振っている。


　最近、構ってもらえてなかったから嬉しいんだろうな。