Colors of Life ~ドキドキ!ルームシェア~
「解る。僕もクラゲを見てると自分も水の中にふわふわ浮いているみたいな気分になって来る」
「解る!いいよね、クラゲ、ライトの色が切り替わると、透明なクラゲが色を吸収して緑とか青にまる演出も好きだな」
解る解ると2人共鳴し合っている。
この2人、好みが合うらしい。
エレベーターを降りると、屋外に出た。
順路に沿って歩いて行くと入場口は2つあった。
1つは水族館、もう1つはプラネタリウム。
どんよりとした厚い雲が空に広がっているものの、雨は降っていない。
屋外で行われるアシカショーの時間を確認して、先に水族館から見て回ることにした。
暗めの館内を歩いて行くと、大きな水槽が現れた。
ダイバーのお姉さんが魚に餌付けをしている。
お姉さんの目の前には小さな子供たちが集まり、お姉さんの周りに集まる魚の群れを見て奇声を発している。
どの子もすごく楽しそうだ。
お兄ちゃんが言っていたみたいに水槽の中は明るくて、白い砂の上や岩の間を自由に泳ぎ回る魚を見ていると自分も人魚姫になった気分になっている。
ロブスターが指揮を取って、魚たちが歌い出す。
大好きなデ○ズニー映画の軽快な音楽が頭の中に流れてくる。