嘘、鬼よ。














「君が今までしていたのは時間跳躍だ。
僕の住む現代…つまり君にとっての未来では機械文明が発展し、君達の言うタイムマシーンというものが発明された。」


タイムマシーン…、まるでSFだ。

っといっても自分も時間を飛んでいたのだが。



「薬物と機械を混合させた、僕の現代でも最新技術で、一部の人間にしか仕様は認められていない。
その一部の人間とは、"身体移動能力保持者歴史調査隊"だ。」



歴史…調査隊?



「身体移動能力保持者歴史調査隊というのは簡単に言えば、過去へと飛び、現代に残る様々な文献が本当に正しかったのか確認する団体なんだ。

調査員が過去へ行き、記録をして戻ってくる。
そんな団体だ。

といっても誰でも入れるわけではくて、過去へ飛ぶにも向き不向きがあるんだ。

身体移動薬はある一部の体質を持った人間にしか効かず、その人間しか時間跳躍は可能じゃない。
それに、タイムスリップはかなりのリスクが伴うため、体力知識共にトップレベルでなければ入団は認められない。

僕はそこの、幕末課第2部に所属している隊員なんだ。」



うまく理解出来ない…。

体質?隊員?














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