嘘、鬼よ。










「「………」」



「どうだ。」



「「っうまい!!!」」




そりゃそうだろ。



「なんですか、この滑らかな舌触りとなんとも言えない風味。
食感も、餅よりか柔らかいのに寒天よりも硬い!!
素晴らしいです」


「あ、総司!
2個に手を伸ばすな!!
これは未来の貴重な菓子だっ!!」





まるで、子供だな。


「甘いものはストレスにきくし疲労回復にも繋がる。
特にこの塩キャラメルは、塩分を含んでいるためなお良い。
食感のあるものを噛むことによって、満足感とともに、脳の活性化もえられるし、食べ過ぎなければいいことずくめなんだ。」






「言っていることのほとんどが理解できないんですが、とにかくこれは素晴らしいものってことですね!!」


あぁ。




「これしかないのか?」



「なんだ土方。
もっと食べたいのか?
土方も甘党だったなんてな」


鬼の副長が、甘党……


「いいからっ!!
これしかないのか!?!?」



「あと一箱バッグに入ってる」



「バッグ?」


「説明するのはもう面倒だ。
前後の文から察しろ、バカ方。」














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