嘘、鬼よ。
タタタタタ
「……ハァ……ハァ…」
くそ、沖田にはめられた…!!
まだ、あのときの事根にもってたんだ、あいつ!
『ごぅらあ!まてい!!!』
ああ!さっきより声が近くなってる!!
後ろを振り向くとスピードが減速するため振り替えれない。
ふと、視線の先に沖田を見つける。
「あ、三冷さん♪
どうしたんですか?
そんなに焦って」
知らばっくれやがって!白々しい!!
「沖田のせいだ!!
私があいつに追いかけられるように仕向けたんだろ!?」
走りながら、私のスピードに合わせて笑顔でついてくる沖田。
うぜぇ…
「あは☆バレました?
まぁ、頑張ってください!」
そういって、息切れが激しい私をスイーっと追い越してく。
「ま、待て!このっ!
沖…………」
ドンッ
え…………