嘘、鬼よ。
話をしていた女と男、そしてそれを黙って聞いていたのか一緒になって輪をつくって俯いている女2人。
その4人ともが、沖田の羽織と沖田の言葉を聞いた瞬間青くなった。
本当に血が通ってるのかと思うほど青白くて逆に気持ち悪い。
「え。いや…あの……」
沖田は怒りを角そうともせず、満面の笑みで再び問いかける。
「へー、話せないということは自身も悪いことだと思ってるんでしょうか?」
「そんなっ!お許しください!!」
さすがの沖田でも丸腰相手に刀は抜くまい…。