調○彼女
「え?待ってください!あと5分!
…首の方もお願いします!」

「えー!もう指が痛いよー」


何だかんだ言っても先輩は最後まで私の肩を揉んでくれた。


「お礼はしてくれるんでしょ?」

「えー?今のは先輩の好意じゃないんですかー?」

体制を戻して先輩の顔を見た

「じゃあいいよ、あの事バラしちゃうから!みーなーさーんー!ヒメちゃんは…」

「わ、わ、わかりました!すみません、すみません!」

突然大声を出した先輩の口を慌てて押さえる

…そう、私は先輩に弱みを握られてしまってから、先輩の言うことを聞かなければならなくなってしまった…

そんな訳で毎日放課後に、この温室に二人でいる…言うことを聞くために〜(泣)

「それで、何がいいんですか?お礼とやらは!」

「そうだな〜、じゃあ、恥ずかしい言葉を一言!」

「は、はいぃ??」

声が裏返っちゃった!何言ってるんだ、この変態男が!

「だから、卑猥な言葉を一言言って?」

先輩は可愛い笑顔でニッコリ笑った。
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