調○彼女
「やがて女の先輩からは、『そのままでいてね』とか『エッチな事考えたりする光なんて、光じゃないから、考えたりしないでね』とか言われるようになって、自分に自信が無くなった…」

え?先輩…?

私が困惑した顔をしたのに気付いて、先輩が苦笑いした

「女の子からしたら、俺がそういうことをするのが嫌なのかなって。でも俺は男だから、エロい事だって考えるし、そういうことだってしたいし…
俺の中で葛藤が生まれるワケよ。したいけどしちゃいけないっていう…」

女の子達が先輩をアイドルにしてるから、男らしいことが期待を裏切るから出来ないって事?

「で、行き着いた先が今の結果…」

今の結果って…?

私が困った顔をしたから、先輩が話を続けた

「はけ口がないから、頭の中の想像がすごい…この学校にいるかぎり、俺には許されない事だったから。でも今それが実行できるから、超楽しい…これがホントの俺。まあ、表の俺もスゲーイキイキしてるけど。」

…つまり、私がはけ口ってことね…
散々溜めてきた欲望が、今私にやってる変態行為ってワケ…ふーん、あっそ

「しかも相手が結城妃芽ってところがミソなんだよね!」
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