調○彼女
そ、そんな事言われても……

先輩があんまりにも色っぽい顔してて私は戸惑った。こんな時なのに、カッコ良すぎてときめいてしまったから…

「ホントに最後までするんですか…?」

「うん、ほら、見て」

先輩がポケットから小さいものを取り出す

「たまたま友達がくれたから、もうそっから考えっぱなしで…」

私はお菓子みたいな可愛い小さい袋を手渡された。
私はじっくりみて裏を返したときに仰天した!

「ぎゃぁぁあ〜!」

私はまるで毛虫でも付いていたかのように、横に放り投げる

裏が透けてた、透けてた、透けてたよー!

「ちょっと、何で放るの?さっくり傷つくんだけど…」

「だ、だって透けてるんですよ?生々しすぎですよ〜!!」

「なんだよ、ゴムくらいで…今からどうすんだよ…」

先輩がブツブツ言いながら、ソレを拾ってまたポケットに入れた。

「ヒメ、確認してもいい?…初めてだよね?」

「あ、当たり前です。初恋すらまだなんですから…」

「だよね…良かった!俺が初めての男で!俺も初めてだし」

「嘘!」

「え?いや、マジで!俺今まで彼女いたことないし…」
< 41 / 89 >

この作品をシェア

pagetop