調○彼女
「今までにこういう関係の女の子はいたんじゃないんですか?」

「お前さあ、俺の事ホントに変態だと思ってるだろ…?いないって!誘われた事はあるけど、俺自分から行きたいし。」

私は不信な目で先輩を見る…

「ホントだって!じゃあ、格好悪いけど、正直に話す…俺実は…」

先輩は戸惑ったように下を向いて、ふぅっとため息を付いてから私の手を掴んで自分の胸に当てさせた。

…嘘…先輩の心臓が早い!

「俺、超興奮してるけど、スゲー緊張もしてる…」

その脈打つ強さと早さといったら、きっと私と同じくらい…

だめだ…先輩が照れ笑いする…可愛いカッコよすぎる…
この正直な行動が、私を諦めてさせた…

「先輩…最後までしたら、私のお願いも聞いてくれますか?」

「…な、なんかこのタイミングで言われるとスゲーやな予感がするんだけど…」

「私の方が明らかに分が悪いですけど、聞いてくれるならシます…最後まで。」

私が決意した目を、先輩も真剣な目で見返していた。

「わかった…、その代わり調教やめるとか無しね!なんか気になるから今教えてよ…」

「…休みが欲しいんです…」
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