調○彼女
「どうしたんですか?」

「手が…離れられない…」

手?

先輩の手はずっと肌を行ったり来たりしている…

「気持ち良すぎて…手が吸い付いたみたいに…お前の肌…ヤバイ…」

そんな事真剣に言わないでくださいよ〜!は、恥ずかし過ぎる…

先輩の手が止まり、肩を掴んだ…と思ったら、ゆっくり体が壁から離れてベンチに横に倒される

背中にヒヤリとした感覚がした。前もすっかりはだけてしまったので、私は恥ずかしくて先輩が見えないようにブラウスをくっつけた

先輩はというと、私の足を挟んで座り、自分のシャツを脱いで床に放り、その下に着ていたTシャツをも首から脱いで同じ様に放った。私はその光景を黙って見つめていた…ううん…目を奪われていた…

先輩の顔はいつもよりもずっと真剣で少し怖い…
上から見下ろされたとき、Tシャツを脱いだせいか、先輩のキレイな髪の毛が乱れていて、それすら色っぽく感じた…
やっぱり私はエロいのかもしれません…

変わらず肌を撫で回し、唇がさっきからくっ付いたこの状況に、私はどんどんおかしな感覚に襲われている……
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