調○彼女
好きな人

真実

長かったテストも終わり、私は久しぶりに温室に向かった。

試験期間中は先輩にお世話になった

メールでわからないところを聞いたりしたのだ。しかも意外に先輩は頭が良いということに気付いちゃった!
…負けられない…

私がいつもの部屋に入ると、先輩が既に待っていた。

「なんか…ここで会うの久しぶりだから照れるね…」

ぷっ、私と同じ事考えてる…

「先輩はいつも早いですね」

私は先輩の横に座り、部屋を見回した

「ヒメちゃん、聞いてよ!今日さ〜…」

先輩が色んな事を話始めた。話は二週間分溜まってるんだもんね…
メールでも会話はしたけど、やっぱり話はきちんと会って話したい…

「…だから調教って事に正直飽きが来たっていうか…」

え?

なんか、今さらりと衝撃的な事を先輩が言ったような…

「今はあんまり魅力を感じなくなったというか…、聞いてる?」

「…う、うん!」

嘘をついた。正直上の空だ…もしかして話ってこれ?なんかショック…いや、ショック受けなくていいはずなのに、私は放心状態だった。
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