調○彼女
先輩があまりに輝かしく、張り切った顔をしていたので、少しだけ申し訳ない気持ちになった


「先輩…私今日生理です…」

先輩の瞳の色が、一気に色を失った…

「嘘!?止めろ!気合いで止めなさい!!」

「な、何をですかー!?」

私は可笑しくて爆笑した。先輩の必死な顔、二人だけの空間…
キラキラしていたあの時間…

この日が楽しかった最後になってしまった…





ねぇ先輩…私はどうすればよかったんですか?


どうしたら先輩の心を手に入れる事が出来たんだろう…



見たくなかった…気付きたくなかったよ…こんな気持ち知るくらいなら…



あのまま何も知らずに居たかった



先輩と…二人で…
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