調○彼女
あーあ、暑い……
今日は受験の日なのに、珍しく雪が降ってる…しかも大雪
そのせいか、うちの学校は張り切って暖房を入れてる…
こんな事なら厚着してくるんじゃなかった…
俺達在校生は受験生のお手伝いに来ている
先生方のご指名で、『優しい先輩』に見える連中が今日のメンバー
一日分の食券付き
そして俺は受験生を教室に案内する係
正直面倒くさい…先輩達は可愛い子を探すなんて言ってたけど、俺はまだ興味なんてない…だって、小六だろ?なんか有り得ない気がする…
のんきな事もしてられず、次から次と受験生が教室を聞きに来る。俺は上着を脱ぐ事もできずに慌ただしく仕事をこなしていた
ヤバイ…逆上せてきた…
俺は暖房の近くで案内してたのと、厚着してきたのが効いて具合が悪くなってきていた
「光クン、大丈夫?休んでていいよ!」
「あー、すいません…」
俺は近くの椅子に座って休ませてもらっていた
でもこの学校を受験する人はたくさんいて、先輩達だけじゃとても回っていなかった…
人にものぼせる…
そんな時だった…
「あの…先輩さん?大丈夫ですか?」