調○彼女

そして






私たちは手を繋いだ

学校中に広まっていく…

恥ずかしい…

「可憐ちゃん、マスコットと付き合ったの?」

「…は、はい」


「光クン、マジで妃芽ちゃんと付き合ってるの?」

「はい!」

あちこちから質問責めにあい、改めてミスコンの大きさを痛感しちゃったよ…

私達はいつか先輩がついた嘘がきっかけで、付き合うことになったということにした…

先輩ってここまで計算してたのかな…

やっぱり恐ろしい!!

「あんたって、めでたいヤツよね〜」
なんて凜にも言われたけど、意外にみんな祝福モードで嬉しい…

「可憐ちゃんが誰かの物になるなんて想像できない!」

「可憐ちゃんも普通の女の子なんだから…」

「マスコットって、手早い?」

男の先輩達に囲まれて質問される…

やっぱりみんなこういう質問するワケね…

「手は繋ぎましたけど…先輩はそんな…」

赤くなって俯いてみる…

先輩の真似

「だよな〜、でもあいつも男だからさー」

「光クンだよ〜、想像できない〜」

今度は女の先輩達が参戦…

「いざとなったら、自分から脱ぐんだよ〜!女の子は武器があるんだからね!」
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