3度目の結婚
ひなた達が戻ってきて、ひなたの元旦那達と別れ、
ひなたと花火を見るために歩き出したら、ひなたが
手を握ってきた。

俺は、思わず、ギュッと握り返しながら、ひなたの頭に
キスを落とした。

きっとひなたの中の、元旦那への蟠りは、解消されたんだと
感じた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ヒュードン パラパラパラ~ ♪

花火は、派手さはなかったが、近くで上がるためか
音と体感が凄かった。

長ーいナイアガラも、目の前で見れ、あれはまさしく
『花火のシャワー否カーテン』だった。

本当に何年ぶりかの花火だったが、感動した。

帰る道中、ひなたが元旦那と、友人夫妻の事を話して
くれた。

そして、離婚までの詳細を聞き、改めて、ひなたを幸せに
したい! と心から誓った。


翌日、ひなたのお父さんの墓参りを済ませ、午後には、
東京へ戻った。

ひなたのお母さんが、それこそ、枝豆やら野菜に漬物
お母さんお手製の惣菜やらで、荷物がパンパンだった。

とても二人では食べ切れないと思ったので、一旦マンションへ
帰ってから実家に報告がてら、行って、姉貴もそろって
皆で、美味しく頂いた。

親父達は、ひなたの料理の上手さに、驚き、そして
『ひなたちゃん、一緒に住みましょ!』とお袋が
いい、親父まで、『そうしよう!』と、二人で盛り上がって
いた・・・・・ハァー・・・。
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