3度目の結婚
夜、隆さんが仕事を終えて、母屋に戻って来た。

「お疲れ様、ごはんにしましょうか?」

「そうだな、蓮、凛、ご飯食べるぞ!」

「「はーい」」

「「「「いただきます」」」」

「ママ、これおいちーね」「おいちーね」

「そう、良かった。二人ともたくさん食べるのよ」

「「はーい」」

「隆さん、今日ね、幸恵さんら電話があって、明日、
 紹介したい人がいるから、家に居てほしいって・・・」

「そっか、やっと結婚する気になったんだな。
 姉貴も、前の旦那さんの事、なかなか忘れられなっかた
 みたいだしな・・・・。」

「そうなんだ・・・幸恵さんが幸せになれる人だといいなぁー」

「そうだな」


「「ただいまー」」

「「おかえり(なさい)」」

「「おきゃえりーなしゃい」」

「ほら、蓮、凛、お土産だぞ!」

「「わぁーい、おみやげー」」

「お義父さん達、ご飯は食べますか?」

「いいわ、食べてきたから。ありがとう」

「お義父さん、今日幸恵さんから電話があって、明日10時に
 来られるそうですよ!」

「なんだ・・・?」

「紹介したい人を連れて来るそうですよ!」

「そうか・・・。わかった・・。」

お義父さんたちは、少し難しい顔をしながら、自分たちの部屋
へ戻った。
< 173 / 209 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop