3度目の結婚
ピンポーン♪♪♪

「いらっしゃい、蓮、凛」

「「うわぁー、樹君だ」」

「二人して、はもって!!ハハハッ、さすが双子!」

「樹君どうしたの?今日、仕事は?」

「二日ぶりの我が家・・・・。さっきまで寝ていた。
 幸さんが、蓮達が来るからって言ってたから、起きた。
 久しぶりに顔を見たかったからな!
 特に、『凛、顔を良く見せて!』」

と、樹さんは、凛に頬擦りをした。

「樹君、髭が痛いよ! 剃りなよ!イケメンが台無しだよ!」

「いいんだよ!凛が俺のイケメンぶりを知っていてくれれば」

バッコーン   「いて! 何すんだよ親父!」

「莫迦か、お前は幾つなんだ! 凛ちゃんは、我親族の
 可愛いお姫様だぞ! お前の汚らしい顔で、凛ちゃんの
 顔を汚すな!」

「なんだよ!凛は、俺が小さい時から面倒見てきたんだぞ!
 凛は、俺の嫁さんになるんだよな?凛、そうだろ・・・?」


「・・・・・・。」
凛は、瞬く間に真っ赤な顔になり、樹さんの問いには答えなかった。

「お前は、本当に昔っから、凛ちゃん、凛ちゃんって・・・・・。
 呆れるわ!」

「良いじゃないか、凛は昔っから俺の癒しなんだから!」

この二人の会話は、聞いていて疲れる。


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