3度目の結婚
散々な模試の結果を、母さんが幸ちゃんに連絡入れたらしく
翌日、幸ちゃんに呼び出された・・・・。

「凛、煮詰まっているんだって?」

「うん・・・。なんか、どうでも良くなっちゃって・・・。」

「どうした? エステでも受けながら、気晴らししたら?」

「ありがとう、幸ちゃん。」

ガチャ♪

「ただいま」

「あっ、樹、お帰りなさい。あんた、今日はどうしたの?
 マンションに帰らないの?」

「あー、マンションは、今はやばい事になっているから
 今日は、泊めて。 って、凛来てたのか! 凛、最近メール
 の返事、冷たくないか?」

「そんな事ないよ! 普通だよ・・・・・。」

「そうか?」

「うん、気のせいだよ・・・・。幸ちゃん、早くエステ、しよ!」

「そうね、じゃー向こうの部屋に行って、支度しておきなさい」

「はーい」

そう言って、その場を早く去りたかった。

「ちょっと待て、凛! お前何か俺に隠しているだろ?」

と、私の腕を掴んだ。

「えっ、気のせいじゃない?樹君・・・・。」

「皆の目は、誤魔化せても、俺の目は誤魔化せないぞ!ちょっと
 こっちへ来い!」

と、樹君は、ずんずんと腕を引っ張り、樹君の部屋に連れて行かれた。

「痛いよ、樹君、離してよ!」

「悪い、でも凛、何が気に入らない、何故俺を避けようとする?」
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