3度目の結婚
箱の中には、可愛らしいピンクダイヤの指輪が入っていた。

「うわぁー、ありがとう樹君。綺麗!」

そう騒いでいたら、樹君が、私の指に、その指輪を嵌めて
くれた。

「似合うよ!」

「ありがとう・・・。」

いつの間にか用意されていた指輪を見て、本当に嬉しかった。

そんな光景を見ていた、涼さんが、

「良かったな、樹、やっとお前の願いが叶ったな!」

「ありがとうございます。」

「これは、俺からのお祝いだ!家へ帰ってから、食べろ!」

「ありがとう、涼おじさん。」

涼おじさんから、お土産をもらい、タクシーでマンションに
帰った。

部屋に入ると、樹君がコーヒーを入れてくれて、二人でまったり
していると
「凛、プロポーズ、受けてくれてありがとう」

「うん、でも本当に私でいいの?」

「うん、凛だけだよ。愛してる・・・。」

そう言いながら、樹君の唇が、私の唇に落ちてきた・・・。

前回のキスとは、全く違い、深い大人のキスだった・・。

ファーストキスもバージンも全て、樹君だ。

まだ慣れないながらも、私は、口の中に入ってきた樹君の舌を
樹君がしてくれているように真似て、絡めた。

「ふっ・・・・・あっ・・・・・あん・・・・」

「樹君、お願い、ここじゃ嫌・・・・」

「そうだな、ベットへ行こうか」

そう言いながら、私を抱き上げ、ベットへと運ばれた。
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