3度目の結婚
ピンポーン♪

「なんなの、その恰好!ちょっときれいに
 できないの。髭ぐらいそりなさいよ」

「仕方ないだろ、忙しかったんだから
 もう二日も風呂に入れてないんだから」

「エッ、早くお風呂に入ってよ」

と、ドアが開いた瞬間から、姉貴にギャーギャー言われ
けんか腰にリビングに入ったら、

桜井 ひなたがいた。

姉貴からひなたを紹介され、惣菜友達の正体がひなただった。

俺は、この時ほど、神を信じたことはなかった。

風呂から上がり、美味い飯を食べ、ひなたとも打ち解け
最高の気分で、布団に入った。

明日は、久しぶりの休みだ。
絶対、ひなたとデートをしよう!と心に誓いながら寝た。
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