3度目の結婚
「ちょっと、幸恵さん、またひなたに結婚薦めるんですか?
 勘弁してくださいよ! こっちはまだ一度も結婚していないのに
 ひなたは、これで結婚したら3回目ですよ!」

「あら、いいじゃない! こういっちゃーなんだけど。
 うちの隆は、優良物件よ。ひなたの前の旦那達とは
 かくが違うわよ。
 お金もあるしね!」

「今は、恋愛も結婚も考えられないので・・・。
 隆さんにも、伝えてあります。」

「「えっ、」」

「隆、告白したの?」

しまった! 墓穴を掘ってしまった。

「はい、「付き合わないか」って言われました」

「え~。何でひなたばっかり! 狡いよ!」

と、真理がむくれてしまった。

「やはりそうだったか! あの日の隆の目が、ハンター
 だったのよね。でも一様、釘はさしておいたから、
 大丈夫かな!? と思ったけど、無駄だったか」

結局、ことの詳細を二人に話すことになり、その夜は
日付が変わっても、なかなか寝せてもらえなかった。
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