3度目の結婚
「ひなた、少し話さないか?」

「はい、いいですよ。どこか話が出来るところへ
 行きますか?」

「そうだな、ひなたのアパートだと、どうだ?」

そう言われ、「えっ」って驚いた顔をしたら、

「今は、何もしないよ。ちょっと、ゆっくり
 話がしたいんだ。それに、ひなたが俺を好きに
 なるまでは、何もしないから」

「わかりました。狭いですけど、いいですか?」

「いいよ。じゃー出発」

とりあえず、二人でアパートに向かった。

駐車場がないので、近くのコインパーキングに車を
止め、二人で部屋まで歩いた。

< 46 / 209 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop