3度目の結婚
このイライラを解決するには、ひなたの声を聞きたい。

あー、ひなたに会って、癒されたい。

携帯を手にし、ひなたに電話した。

そしてひなたがご飯を作ってくれると、約束したので
何とか来週には時間を作ろうと思った。

電話をした次の日、昼食を食べていたら

「海藤先生、お久しぶりです」

なんと、綾が来た。

「久しぶりだな、いつ帰って来たんだ?」

「一昨日よ。今日は、病院長に挨拶に来たの。
 相変わらず忙しいみたいね?」

「あー、相変わらずだ。だが、あと一か月だ。」

「えっ、たか、海藤先生、病院辞めるの?」

「あー、親父達も年をとってきているし、
 そろそろ実家を継ごうと思ってな!」

「そんな・・・・。」

『海藤先生、急患です。お願いします。』

「はい、じゃー、一か月間だけの同僚になるが、
 よろしくな!」

「ええ・・・・。また」
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