3度目の結婚
そうだった。こいつは、自分で言い出したら、
周りの空気も読まず、ただひたすら自分のしたいように
するだけだった。

しぶしぶ、二人で姉貴のマンションに向かった。

マンションに向かいながら、姉貴とひなたメールを送った。

綾が、一緒に行くことになった、と。

ひなたから、『わかりました』と返事がきた。

あとで、きちんと話さないと誤解するなぁー。折角の
山菜が・・・。

途中で、ワインとビールを買い込み、マンションに着いた。

ピンポーン♪

「はい、いらっしゃい。変な組み合わせね」

「キャー、久しぶりです。幸恵さん、会いたかった。」

「綾さんも相変わらずね・・・・・。どうぞ」

「今日は、なにかあるんですか?」

「今日は、友達の田舎から山菜が送られて来たから
 山菜パーティーを開くのよ。」

「うわー、ラッキー。山菜なんて、何年振りだろう。
 よかった。無理やりついてきて」

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「紹介するわ。友人の桜井 ひなたさんと藤崎 真理さんよ」

「初めまして、藤崎です。」

「桜井です。」

「初めまして、伊藤 綾です。ちなみに、隆の元妻です。」

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